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研究者として白老牛を生産から支える

北海道白老町で長年にわたり黒毛和種の繁殖・肥育に取り組む吉田隆三さんは、いまの白老牛ブランドの品質と歴史をつくり続ける生産者の一人として知られています。温厚で丹念な飼育姿勢、そして血統と肉質の両面から牛づくりを極める姿勢により、数々の共励会で高い評価を受けてきました。

2020年には道産牛肉の品評会で最優秀賞を受賞。以降も日胆地区や北海道各地の枝肉共励会において優秀賞・最優秀賞を連続して受賞しその実績は業界内でも屈指の存在です。2023年の「第20回ジェネティクス北海道黒毛和種枝肉共励会」では高品質な枝肉を出品し、優秀賞を獲得。さらに2025年の「第14回名人会肉用牛枝肉共励会」でも優秀賞を受賞するなど、近年も衰えぬ技術と探究心を示しています。

吉田隆三 受賞歴(主なもの)

  • 2020年 道産牛肉品評会 最優秀賞

  • 2020〜2022年 日胆地区黒毛和種枝肉共励会 優秀賞・最優秀賞

  • 2023年 第20回ジェネティクス北海道黒毛和種枝肉共励会 優秀賞等級 A-5 / BMS 12 / 枝肉重量 528kg / ロース芯面積 75㎠ / バラ厚 9.0cm / 皮下脂肪 3.4cm / 歩留基準値 75.4

  • 2025年 第14回名人会肉用牛枝肉共励会 優秀賞等級 A5 / BMS 12 / 枝肉重量 558kg / ロース芯面積 83㎠ / バラ厚 8.2cm / 皮下脂肪 2.0cm / 歩留基準値 76.9

吉田氏の牛つくりは、牛を生物学的な観点から見つめ、その健康つくりから始まります。基礎となる骨格作り、主に大豆を用いたタンパク質の調整から牛の睡眠時間まで計画性を持って生産され、牛の体型や血統、雄雌の個体差などを考慮しながら28〜30ヶ月ほどで仕上げられます。吉田さんは「日々の積み重ねが牛に表れる」「お肉屋さんに喜んでもらえるお育を作りたい」と語ります。長年培ってきた経験と情熱を次世代へと継承しながら、これからも白老の地で理想の和牛づくりを追い求め続けています。

吉田さんは飼料会社で学び、大学の獣医学部での研修や、島根・山口・広島などの和牛肥育農家をまわりながら和牛の研究を続け、吉田牧場2代目として白老に戻りました。その実績と確かな技術により白老牛ブランドを牽引する生産者として自治体・JA・ブランド運営団体とも連携し、ブランド価値の向上・地域振興にも寄与しています。牛舎では一頭一頭の体調を毛並みから細やかに見極め、餌やりや環境調整を欠かさず、牛にとって最も快適な環境を追求しています。その結果、高品質な枝肉を多数輩出し、これからの「白老牛」ブランドの名を全国に広める一翼を担っていく存在となっています。

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